眠り。

 

選択の自由の中に人生がある。

その人生は眠りにある。

しかし一度に二つの矢は放てない。

選択は一つ、選べるのは一つの快眠によって

その一つがもたらされる。

 

眠りを恐れて避けている人がいる。

また、睡眠障害をかかえている人がいる。

心のどこかで、自分を恐れているのではないか、

自己否定をくり返しているのではないだろうか。

そういう人は、どこか眠りを避け、恐れている。

自分を恐れるとは、自分に対していつわりつづけていることを

明かしたくないが故に、眠りを避け、恐れているのではないか。

眠りを失うとは、人生を失うことで、全ての自身を自ら失うことになる。

相対的基準で、この眠りをみると、そういう人は眠っていい訳がない、

と、思い込んでいる。自分と離れたくないのである。

眠りと無意識の空間に自在としてある現象(自分)を写し出している、それが眠りである。

ありがたくうけとるもので、恐れて迎え入れるものではない。

眠りは生命時間、いのちの延長コードである。現在未来進行形である。

睡眠障害とは、つまり左脳のショートである。思考があきらかに接触不良に

陥っている。眠りにおいても思考(左脳)が、ONになっているから

眠らせてくれないのである。眠りが浅く、脳波は混乱する。

睡眠障害は心のうつ、思考のうつである。